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夢から覚めるまで

昨日の夜、妹がうちで宅配寿司の広告を食い入るように見ていたため、
今日のお昼は妹と子供と三人でお寿司を食べに行った。
握りももちろんおいしかったけれど、ぼくはあさりの海苔巻きが一番おいしいと思った。
お土産のいなり寿司と塩辛を持って意気揚々と帰っていく妹を見送り、
ぼくはそのまま某百貨店へ。
下見していたお歳暮の手配に時間を費やし、
ついでに自分の家で使うバスタオルなんかも買ったり、
来年のスケジュール帖の売り場をウロウロして夕方になる。

この時期の夕暮れは、風の中の恋人のように黄昏に寄り添い、
日暮れの空は、オレンジ色の上に重ねた水色と、その上に重ねた藍色のようなグラデーションを濃くしてゆく。
冬なのだと、
いつまでも終わらないように思えた夏休みの最後の日にふと現実に戻るときのような、
遊びすぎた午後、遠い山なみの夕日にはっとしたときのような、
夢から覚めたような気分になりながらいつものカフェに寄る、
降りた車の車体に街路樹のイルミネーションが鮮やかな、夕闇の中。

カウンターに座るとほぼ同時にコーヒーと灰皿が出てくる。
そういえばライターのオイルを補充しなくちゃと思っていたことを思い出す。
マスターはカウンターの奥で花を飾っており、
なんだかカポーティの描くジョー・ベルのようだと考えたりする。
古いモータウンとコーヒーの熱さに気分を良くし、
頬杖をついてぼんやりとする、いつもとあまり変わらない日曜の夜の入り口だった。







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