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このまま、もう少しだけ

夕べは眠れずに、夜更けに起きだして縁側で本を読んでいた。
なんとなく体が熱っていたようで、
肌寒い夜をものともせずに、窓を開けて壁に背中をくっつくけて床に座って、
本を広げた両手で膝を抱え込むような格好で、ついでにビールなんかも用意したりして、
ドイツ人の書く思い出話のような物語を読んだ。


夜更かしの人たちに気づかれないようにゆっくりと雲が動く。
時折見やる窓外の風景を砂時計でも見るような気持ちで眺める。
インクの染みのような活字を歌でも歌うように追いかけてみる。
自分の呼吸がずいぶん浅いことに気づく。
背筋の古傷がうずく。


体中の傷がズキンとくるのは、それは体が冷えてきた証拠。
体が熱を放射して、良い具合に眠気がおきてきた頃、
ちょうど本にも飽きて、朝陽が昇り始めた。
そんな風に、何をするでもない無駄な徹夜3日目の朝を迎える。







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