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りんごの問題

ちょいと気になる仕事があり、
今日はお昼少し前から会社に行ってきた。
パタパタと仕事をし、
お昼に買ってきていたドーナツの食べ残しなんかが散らかるデスクの上をようやく片付け始めた夕方、
携帯に妹からメールが来た。


「帰ってくる時に連絡ちょうだい。遅くなっても待ってます」


なんだか嫌な予感がした。
よくわからないけれど何か話があるはずだ、早く帰らなければ、と
ドーナツをもぐもぐしながら片付けを済ませてそそくさと駐車場に向かう。


「これから帰る。混んでるから40分くらいかかるかも」


返信を済ませ、目がゴロゴロするのでコンタクトをはずしてめがねをかける。
急いでいるときはこれが一番だ。
いつもはコーヒーを買うお店も素通りし、
休日で混雑する道を避けて、知っている限りの脇道を選んで急いで帰る。


妹に返信してから20分くらいで家に着いた。
「あら、早いのね」とエプロンをした妹がダイニングでりんごを食べていた。
「手、洗ってくるからちょっと待ってて」と車のキーと財布をリビングのテーブルの上において
大急ぎで手と顔を洗う。
顔を拭きながらダイニングテーブルに座る。
妹は鼻歌なんか歌いながら夕飯の支度をしている。
ねこも椅子の上に座ってテーブルの上を見ている。
相変わらず家の中はとても静かで、テキパキと働く妹を見守る。
椅子に座って妹をじっと見つめるぼくに気づいたのか、
手を拭きながらこちらを振り返る。


妹:ん?
ぼく:あの・・・
妹:おなかすいた?先になんか食べる?
ぼく:や、あの、何か話があるんじゃないのか?
妹:え?
ぼく:え。。だって「遅くなっても待ってる」なんて言うから・・・
妹:もしかして、私の話聞くために急いで帰ってきた?
ぼく:うん、一大事なら大変だと思って・・・
妹:・・・ぷっ
ぼく:え?
妹:あはははははは( ̄▽ ̄)


八百屋さんで立派な舞茸を買ったからてんぷらを作ろうとしたが、
せっかくおいしそうな舞茸だから揚げたてを食べさせてくれようとして
ぼくが家に着くタイミングを聞いたとのことだった。


ぼく:おどかすんじゃねぇよ!
妹:あははは( ̄▽ ̄)
  だって何かあったらメールの中にちゃんと書くよ、普通
ぼく:そりゃそうだろうけどもさ
妹:お兄ちゃんが慌てながら脇道、脇道って運転してきた様子が目に浮かぶ(笑)
ぼく:残念でした!普通にいつもの道を帰ってきました!(←100%嘘)
妹:まぁまぁ、りんごでも食べて落ち着いて(笑)(笑)


ちぇっ、とリビングのソファに沈んだところで
細かく刻んだりんごがヨーグルトの中に浮いたものが出てきた。
「こんなもんで誤魔化そうたって・・」と思っていたけれど
一口食べたら怒るのもばかばかしくなりそうな甘い味。


まぁ。
今日のところは大目にみてやるか。




たぶん珍しいであろう4拍子のムーン・リバー






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